📖人生どん底ストーリー一覧
① 41歳、借金600万。ここから人生やり直す
② 母子家庭と毒親。私の人生の始まり
③ 母に支配されたくなかった私。反抗
④ 16歳でコンビニバイト。しつこく連絡先を聞いてきた彼
⑤ 義実家同居で始まった監視される生活
⑥子供を置いて家を出た日
⑦子供に誤りに行った日
−−−−−−−−−−−−
あの日のことを、今でも忘れられません。
子供を置いて、私は家を出ました。
母親なのに。
本当に最低だと思います。
でもあの時の私は、もう限界でした。
−−−−−−−−−−−−
人生で初めての
一人暮らしが始まりました。
お金も住む場所もなかった私にとって
寮付きの仕事は本当にありがたいものでした。
仕事の内容は
正直どうでもよかったんです。
とにかく
お金が必要でした。
その求人には
「4ヶ月続けたら祝い金がもらえる」
と書いてありました。
たしか5万円くらいだったと思います。
だから私は
「とりあえず4ヶ月は絶対続けよう」
そう決めました。
⸻
住む場所が決まってすぐ
私は子供たちに会いに行きました。
まず最初に
「ごめんね」と謝りました。
本当は
何を言われても仕方ないと思っていました。
子供たちから
「なんで出て行ったの?」
「勝手すぎる」
そう責められるのが
当然だと思っていました。
でも実際は違いました。
子供たちは
私を一言も責めませんでした。
何かを聞こうとするわけでもなく
ただ嬉しそうに
学校であった出来事や
友達の話を
いつも通りに
話してくれました。
私は
その姿を見て
余計に悲しくなりました。
でもここで
泣いてしまったら
子供たちを心配させてしまう。
そう思って
必死にこらえました。
⸻
私は子供たちに
こう伝えました。
「ママはもう
お父さんとおじいちゃんおばあちゃんと
一緒に暮らしていくのは無理なんよ。ごめんなさい。」
「でも
あなたたちはまだ学校があるから
卒業するまでは今の家にいてほしい。」
「ママは別々に暮らすけど
困ったことがあったらいつでも連絡してきて。」
「何もなくてもいいから
連絡してね。」
「さよならじゃないから。
今はちょっと離れてるだけ。」
「あなたたちが嫌じゃなかったら
ずっと繋がっていたい。」
子供たちは
少し寂しそうな顔をしながらも
「うん」
と頷いてくれました。
子供たちは
私と元旦那の喧嘩も見ていました。
義父母がどんな人かも
分かっていたと思います。
だからきっと
子供たちなりに
理解してくれていたんだと思います。
⸻
その時
私は思いました。
もしかして
私が勘違いしていたのかなと。
「私がいることで
子供たちは不幸になる」
そう思い込んでいました。
私自身が
自分の母親に対して
「お母さんなんか嫌い」
「離れたい」
そう思っていたからです。
でも
私の子供たちは
そんな風には思っていませんでした。
ずっと一緒にいた子供たちと
離れる現実なんて
想像していなかったのかもしれません。
でも
気づいた時には
もう後戻りできないところまで
来てしまっていました。
⸻
ただ一つだけ
確実に思っていたことがあります。
あの家に戻っても
何も変わらない。
あの人たちが
変わることはない。
私が限界になって
家を出たのに
また同じ場所に戻っても
意味がない。
だから
離婚する決意は
変わりませんでした。
⸻
それでも
子供たちと離れて暮らす生活は
本当に辛いものでした。
人はあまりにも辛いことが続くと
感情がなくなったようになるのかもしれません。
涙さえ出なくなって
周りから見ると
ただ無表情な人に見えていたと思います。
でも
心の中ではずっと辛くて
悲しくて
一人になると
嗚咽するほど泣いていました。
ふと鏡に映った
自分の目を見た瞬間に
涙があふれてきたり
空を見上げただけで
涙が止まらなくなったり。
いつの間にか
自分の見た目も
どうでもよくなっていました。
ただ
子供たちのことばかり
考えていました。
でも
一つだけ分かっていたことがありました。
私が
悲しそうにしていたら
その気持ちは
きっと子供たちにも伝わってしまう。
いつまでも
後悔ばかりして
立ち止まっているわけにはいかない。
そう思って
自分を奮い立たせました。
⸻
数ヶ月後
私は工場の仕事を辞めて
家賃3万円ほどの
小さな部屋を借りました。
山の上の方にある場所で
最寄り駅も遠く
坂道ばかりの
不便な場所でした。
虫が大嫌いな私ですが
虫もよく出るような部屋でした。
それでも
私にとっては
人生で初めての
自分だけの家でした。
⸻
工場で働いている間
私はずっと考えていました。
「この仕事は
私には向いていない」
せっかくなら
好きなことを仕事にしたい。
そう思って
興味があった美容の仕事
エステティシャンを
目指すことにしました。
「綺麗なお母さんの方が
子供たちも嬉しいかな」
そんな気持ちも
ありました。
⸻
初めて
ちゃんとした正社員の求人に
応募しました。
子供たちと連絡を取るためには
携帯は絶対必要でした。
子供3人分の携帯代。
そして
一緒に過ごす時間に
楽しい思い出を作るためのお金。
欲しいものを
すぐ買ってあげられるように。
そのために
しっかり稼ぎたいと思いました。
正社員なら
ボーナスもある。
これで
少し安心できる。
そう思って
私はやる気に満ちていました。
この頃から
ずっと後ろ向きだった私に
スイッチが入った気がします。
「よし、ここから頑張ろう」
そう思えるようになりました。
⸻
仕事も無事に受かり
エステティシャンとして働き始めました。
子供たちとも連絡を取りながら
休みの日には一緒に過ごしたりしていました。
泊まりにも来てくれて
ワンルームの小さい部屋だから
皆んなが一緒に寝るのは
川の字になってギリギリの状態でした。
そんな部屋にでも楽しそうに
笑顔を見せてくれる子供達。
私も唯一、心から笑える時間で
本当に幸せでした。
そんな中
離婚の手続きも進み
無事に
離婚は成立しました。
⸻
ただ
エステの仕事も
順風満帆ではありませんでした。
一社目では
人間関係の問題や
ボーナスがあると聞いていたのに
実際にはなかったり
長い拘束時間のわりに
給料が合わないと感じるようになり
子供達とまた一緒に暮らす為にも
広い部屋に引っ越したい
もっと給料のいい会社に入りたいと思い
私は
別の会社へ転職しました。
そして
その仕事で出張に行くようになり
そこで
私は
ある人と出会うことになります。
その出会いが
私の人生を
また
大きく動かすことになります。
⸻
ラテ&モカコメント
🐱ラテ
「ママ、少しずつ前に進み始めたんだニャ。」
🐱モカ
「でもこの出会いが、また人生を大きく変えるんだよね…」
🐱ラテ&モカ
「続きは次の記事で読むニャ🐾」




コメント